「SDGsのグローバル指標」という言葉を聞いて、難しそう…と感じたことはありませんか?
このページは、SDGsとは何か、グローバル指標とは何か、なぜ会社や団体が知っておくと役立つのかを、専門用語を使わずに解説する入門ページです。 読み終わるころには、「8.5.1」のような指標番号が読めるようになり、 自社で何から始めればよいかのイメージがつかめます。
予備知識は一切不要です。一緒に、ひとつずつ整理していきましょう。
SDGs Global Indicators Classroom — 専門用語を使わない、はじめてのグローバル指標入門
「SDGsのグローバル指標」という言葉を聞いて、難しそう…と感じたことはありませんか?
このページは、SDGsとは何か、グローバル指標とは何か、なぜ会社や団体が知っておくと役立つのかを、専門用語を使わずに解説する入門ページです。 読み終わるころには、「8.5.1」のような指標番号が読めるようになり、 自社で何から始めればよいかのイメージがつかめます。
予備知識は一切不要です。一緒に、ひとつずつ整理していきましょう。

案内役のなみあ
正式名称
Sustainable Development Goals
(持続可能な開発目標)
採択
2015年、国連加盟193か国が合意
達成目標年:2030年
SDGs(エスディージーズ)は、「2030年までに、貧困・気候変動・不平等といった世界の課題をみんなで解決しよう」という、 世界共通の約束です。「貧困をなくそう」「働きがいも経済成長も」など、テーマごとに17の目標(ゴール)が定められています。
「貧困をなくそう」という目標を立てても、それだけではどれくらい達成できたのかがわかりません。 そこで国連は、達成度を数値で測るための共通のものさし=グローバル指標(Global Indicators)を定めました。 世界中の国が同じものさしを使うことで、進み具合を比べたり、遅れている分野を見つけたりできるようになっています。

💡 健康診断にたとえると
数値で測るからこそ、「順調か、遅れているか」が誰の目にも明らかになります。世界の健康診断表——それがグローバル指標です。
17のゴール
貧困・健康・教育・エネルギー・気候変動など、テーマ別の大きな目標
169のターゲット
各ゴールに紐づく具体的な達成基準(「2030年までに〇〇を◯%削減」など)
234のグローバル指標
ターゲットの達成度を数値で測るためのものさし。各指標には固有の番号が振られています。
※ グローバル指標の数は外務省仮訳をもとにした234としています。指標は定期的に見直されるため、数は変わることがあります。
取り組みを説明しやすくなる
「SDGsに貢献しています」だけでは伝わりにくいもの。指標番号を添えて「指標8.5.1に対応した賃金管理をしています」と言えると、説得力が大きく変わります。
取引先・金融機関からの質問に備えられる
大手企業や行政との取引、融資の場面で、SDGsへの取り組み状況を聞かれるケースが増えています。指標で整理しておくと、すぐ答えられます。
採用・会社の信頼につながる
社会課題への姿勢は、求職者や地域からの信頼に直結します。背伸びせず、できていることを正しく示すことが大切です。
「完璧に対応している会社」である必要はまったくありません。 実は、残業管理・ゴミの分別・ハラスメント相談窓口の整備など、すでに取り組んでいることがグローバル指標に該当しているケースは少なくありません。 まずは「現在地を知ること」が出発点です。
234あるグローバル指標すべてに対応する必要はありません。自社の事業や規模に合わせて、関係の深い指標から取り組むのが現実的です。 ここでは、規模や業種を問わず多くの会社・団体に関わりやすい5つの指標を紹介します。
指標の意味:労働災害・失業・老齢などの場面で、社会保障制度が実際に機能しているかを測るものさしです。
会社・団体での関わり:労災申請を正しく処理する、制度の利用を妨げない——そんな日々の対応がこの指標につながります。
指標の意味:働く人が適切な賃金を得られているかを測るものさしです。「同一労働同一賃金」の達成度にも関連します。
会社・団体での関わり:残業代をきちんと支払う、有給休暇を取りやすくする、性別や年齢で賃金に差をつけない、といった取り組みが該当します。
指標の意味:育児や介護など、社会を支えているのに賃金が発生しない労働がどれだけあるかを示すものさしです。
会社・団体での関わり:育児・介護休業を取りやすい雰囲気づくりや、時差出勤・テレワークなど柔軟な働き方の整備が直結します。
指標の意味:廃棄物のうちリサイクルされた割合を測るものさしです。資源をどれだけ無駄なく使えているかがわかります。
会社・団体での関わり:ゴミの分別・削減、ペーパーレス化、包装材の見直しなど、規模を問わずどんな会社でも今日から取り組めます。
指標の意味:不正なお金の流れがないかを国レベルで測るものさしです。会社にあてはめると「公正な取引ができているか」に対応します。
会社・団体での関わり:取引先との契約をきちんと文書に残す、下請法を守る、立場の強さを利用した無理な要求をしない、といった取り組みです。

大きな計画や投資は必要ありません。小さく始めて、できる範囲で続けることが何より大切です。 できることから、少しずつでだいじょうぶ!
選んだ指標について、「今できていること」「まだできていないこと」を整理します。当サイトの自己採点チェックシートを使えば、10の指標で現在地を確認できます。
→ 自己採点チェックシートを使う全部を一度にやる必要はありません。「ゴミの分別ルールを決める」「有給取得を呼びかける」など、1つ選んで始めてみましょう。続けることが、いちばんの近道です。
A.SDGsの17の目標がどれくらい達成できているかを数値で測るための「ものさし」です。国連で定められた共通の基準で、世界中の国が同じ指標を使って進み具合を確認しています。たとえば「働きがいのある仕事」という目標なら、「労働者の平均時給」という具体的な数値で測ります。
A.外務省の仮訳をもとにすると234のグローバル指標があります。SDGsは「17のゴール → 169のターゲット → 234のグローバル指標」という3層構造になっています。指標は定期的に見直されるため、数は今後変わる可能性があります。
A.左から「ゴール番号・ターゲット番号・指標の通し番号」です。「8.5.1」なら、ゴール8(働きがいも経済成長も)の、ターゲット5(完全雇用と同一労働同一賃金)に対する、1番目の指標という意味になります。
A.義務ではありませんが、取引先や金融機関、求職者から取り組み状況を聞かれる場面は年々増えています。大がかりな投資は不要で、残業管理・ゴミの分別・ハラスメント相談窓口の整備など、すでに行っていることがSDGsの取り組みに該当するケースも多くあります。まずは現状の整理から始めるのがおすすめです。
A.最初の一歩は「自社の現在地を知ること」です。自社の事業に関係しそうなグローバル指標を5〜10個ほど選び、今できていること・できていないことを整理してみてください。当サイトでは10の指標で自己採点できるチェックシートを無料で提供しています。